Why? 「なぜやるのか」
就職後も「なりたい姿」実現のサポートをしたい(キャリアパスのサポート)。 ストーリーをのせたオリジナルツールで支援ポリシーやソーシャルインパクトのPRにつなげたい。
こちらのサイトにお越しいただき
ありがとうございます。
このサイトでは、お手元にある、
【オリジナルウォーター】にまつわる
メイキングエピソード等について、
順次ご紹介していきます。
ぜひ、最後まで読んでいただけますと幸いです。
オリジナルウォーター開発プロジェクト 一同
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メイキングエピソード等について、
順次ご紹介していきます。
ぜひ、最後まで読んでいただけます
と幸いです。
オリジナルウォーター開発プロジェクト 一同
「凸凹が活きる社会を創る。」
「発達に凸凹があっても、社会の一員として自然に受け入れられ、活躍できる」 そんな社会の実現を目指しています。
障害のある方が、 社会で「活躍」してはじめて、「活きる」になる。
0から1を生み出すくらいの創造性があってはじめて、「創る」だと考えています。
就職後も「なりたい姿」実現のサポートをしたい(キャリアパスのサポート)。 ストーリーをのせたオリジナルツールで支援ポリシーやソーシャルインパクトのPRにつなげたい。
ソーシャルアート市場に登録している卒業生アーティストにデザインを依頼。
デザインは今回の件に限らず、社内外でさまざま活用する予定。
ディーキャリアITエキスパート中野オフィスの卒業生アーティスト中野さんのデザインで、オリジナルウォーターを製作。
「あなたらしい働き方の実現」を目指し、「なりたい」「できる」「やるべき」「やりがい」を支援します。
「就職」はあくまでも「通過点」であり「働く」のその先、将来像としての「なりたい」を探すことこそが大切であると考えています。
卒業生とのつながりで新たな活動が生まれ、オリジナルウォーターが誕生しました。
「ソーシャルインパクト」という語を辞書で調べると、”社会的影響力”という意味が出てきます。
売上の規模や利益の最大化ではなくこの「ソーシャルインパクト」の最大化を目指しています。
今回のプロジェクトは、(大人)の【やりたい(なりたい)ことがみつかる】・【充実した余暇の過ごし方がみつかる】という
指標につながるアクションと考えています。
※インパクトマネジメントレポート2024より一部引用。
「NPO法人ソーシャルアート市場」
ミッション:新しい社会参画のきっかけを提供する。
ビジョン:自己表現のプラットフォーム構築。
障害当事者とその家族の「自立」は、複雑に社会が絡み合っています。
課題への直接解決に繋げるのではなく当事者(障害者、家族、企業など関わる全ての人々)が主体的に一歩踏み出す
「きっかけ」となるのが、目指すべきゴールであり自己表現プラットフォームの姿です。
ディーキャリアITエキスパートの卒業生であり、アーティストでもある中野寛弥さん。今回そんな中野寛弥さんにオリジナルウォーターのロゴをデザインしていただきました! ここから先はインタビューをした内容になりますので、ぜひご覧ください。
1993年生まれ、東京都在住 高校卒業後に漫画の専門学校に通い、在学中に双極性障害を発症しました。
25歳で服薬により病状が落ち着き、本格的に漫画家を目指し活動を始めた結果、26歳で漫画賞を受賞することができました。
その後、漫画家のアシスタント業務に携わるも、再び病状が悪化し、専業での漫画家を諦め、趣味として絵を描くことに決め、障害者雇用枠での就職を目指しディーキャリア中野オフィスへの通所を始めました。
就職後は社内ヘルプデスク業務に携わり経験を積む傍ら、過去のスキルを活かし今回のようにイラストのご依頼も個別でいただいております。およそ1年間の通所の中で最も大変だった訓練はキャリアプランニングでした。
会社勤めをしたことがなかったため、どのようなキャリアを歩めるのか、自分の能力でどれだけお給料をいただけるかも全くイメージができず、大変苦労しました。
現在は、当時作成したキャリアプランよりも大幅に良い待遇で働くことができ、いい意味でプランが崩れています (笑) 仕事だけではなく趣味も充実しており、今は紅茶の知識を深めている最中で、資格取得も目指しています。
早速ですが、自己紹介からお願いします!
ディーキャリアITエキスパート中野オフィス(以降、中野オフィス)卒業生の中野です。中野(オフィス)の中野なので覚えやすいですよ!っていうのが自己紹介の鉄板ネタです(笑)現在は、障害者雇用でIT系職種の社内ヘルプデスク業務を行っています。ぜひ、何でも聞いてください!
ありがとうございます!中野オフィスの中野さんは確かに鉄板でしたね。
今回もきっと読んでくださる皆さんの記憶に残るはずです笑。
では、そんな中野さんは、中野オフィスでどのように過ごされていたのでしょうか?
まず、利用開始前から遡ってお話ししますね。当時、デザインを活かせる職種を志望して、就労移行を探していました。見学時に「希望する職種は募集自体が少ない傾向にあること」・「選考通過率について」等、綺麗事だけではなく、現実的な点を交えて説明していただいたことで、信頼できるところだと感じ、中野オフィスを選びました。 通所してみると、利用者・スタッフの交流が活発で人間関係を築きやすかったです。特に、イベントを通じて、卒業生から就職後の体験を直に聞けたことも、今後の活動を想像しやすく、有意義でした。
就職後のイメージを持てたこと”がその後につながったということですね。
IT系の仕事をされていると冒頭で伺いましたが、中野さんはIT系は未経験での就職でしたよね?
そちらについても可能な範囲で伺いたいです。
前述の通り、デザインを活かせる仕事を第一希望として就職活動をしていました。 結果、希望する職種を含め複数の内定をいただけましたが、キャリアプランニングで洗い出した 【価値観】や【なりたい姿】等に照らして、最終的にIT系職種への就職を決めました。 もちろん、デザインについては諦めたということではありません。一旦は趣味の延長という形。【なりたい姿】でいうところの【私生活の目的】に位置づけました。
実際に就職してみていかがですか?
会社勤め自体が初めてだったこともあり、基礎的なビジネスマナーなど、IT業務以外にも覚えるとこが多く、最初のころは大変でしたが、上司や先輩方が一つ一つ丁寧に教えてくださったおかげで、仕事にも慣れ、楽しく働けています。自己理解・困りごとの対策や検証等、中野オフィスでの実践やさまざまなサポートが受けられたことも支えになりました。
中野オフィスでの日々が活きているとのお話も伺えて、スタッフ冥利に尽きます。仕事面で言うと、実際、中野さんのご活躍を企業の方も評価してくださっていますよね。
半年勤務(半年定着)をしたタイミングで、基本給がUPしました!その後、賞与が付与される等、勤務開始時より待遇も向上してうれしかったです。今後の励みにもなりました。
(具体的な金額は控えますが)基本給があの水準でUPすることはすごいことです!中野さんのお人柄や強みが活きた結果ですね。私たちスタッフとしても励みになるエピソードをありがとうございます。
そもそもな話で恐縮ですが、なぜ今回の依頼(デザイン)をお引き受けいただけたのか?お聞きしてみたいです。
最初はディーキャリア(中野オフィス)からのご依頼だとは知らなかったので、純粋に企業案件をいただけたことが嬉しくてお受けしました。 その後、依頼主が中野オフィスだと知り、ご恩返しになればと思い、モチベーションがさらに上がりました。
実際に取り組まれていかがでしたか?
純粋に楽しかったです! でも、デザインの要望に、“ソーシャルインパクト”という聞き慣れない単語があり、イメージを掴むところが一番苦労しました。
たしかに、聞き慣れないワードかもしれないです…。だからこそ、なりたい姿に向けてアクションしてくださっている中野さんとのプロジェクトを通じて、“ソーシャルインパクト”そのものも広めていきたいという思いがあります。
ちなみに、デザインに込めた想いなどをコッソリ教えていただけたり…しませんか?
ソーシャルインパクトのイメージ"を考えた結果、ディーキャリアでの活動を通じて自分自身の芽が出たことになぞらえてデザインに組み込みました。 他にも、隠し要素なのですが、矢印の部分を少し日本列島っぽくして、日本全体が「凸凹が活きる社会」になるようにとの想いを込めたり、植物の茎の部分を道に見えるようにして、登っていくイメージをもたせたりと、シンプルなデザインですが意外と情報が溶け込んでいます。 そのほか、実際に見て想像を膨らませていただければ嬉しいです。
なるほど。深いですね!みなさんに想像を膨らませていただきたいのは山々なのですが…せっかくなので、あと1点だけ…!「自分自身の芽が出たこと」とは?
おおまかには2つあります。 1つ目は、中野オフィスに通う以前は、社会に出る・就職することへの恐怖がありましたが、それがスモールステップの積み重ねで改善することができたこと。2つ目は、“なりたい姿”から逆算したときに、就職はひとつの手段であり、プロセスだとわかったことです。 あと、「登っていく」というのも、なりたい姿に向けて進んでいくような……(あ、これ以上は控えておきます…笑)
これまでにたくさんキーワードとして出てきた「なりたい姿」。ずばり、中野さんの「なりたい姿」とは?
「身近な人を安心させたい」です。
“働く目的”と“私生活の目的”の両輪で「なりたい姿」なので、可能な範囲でもう少し詳しく聞いても?
もちろんです。 “働く目的”の部分としては、主に3つあります。 まず、IT系のスキルアップをして、基本的な業務レベルの底上げを図りたいです。 次に、仕事の評価を上げて、さらに信頼される存在になっていきたいですね。 最後に、自分の働き方を通じて「障害者雇用」のイメージをより一層アップさせたいです。いずれも、今後、自社に障害者雇用として入社される方がいらっしゃるとしたら、その方の評価にも貢献できるような自分でありたいですね。 また、“私生活の目的”としては、ちょっと言語化が難しいですが、根底には今まで家族を不安にさせていたのではないかという思いがあるので、物心両面で安心させたいです。
実際に就職後のご自身を振り返っていただき、「なりたい姿」に近付けていると感じますか?
感じていますよ! 仕事面では、段々とミスも減り、できる業務の幅が広がっています。AIの活用などで業務改善を提案できないかも勉強中です。私生活の面では、仕事に慣れていき、体力的にも余裕が出てきたので、多方面に趣味の幅を広げられています。これからも、少しでも興味のあることに挑戦し、自分の好きなことをどんどん増やしていこうと考えています。 +α 最近は紅茶関係の資格を取ろうかと思い、余暇の時間で勉強しています。 紅茶はもともと趣味だったんですが、うつを発症して19歳の頃から楽しむ余裕がなくなっていたんです。中野オフィスでの日々を経て、仕事にもよい意味で慣れてきて、今では好きだったことにも取り組める自分を取り戻せました。 ちなみに、紅茶は妹からお茶のセットをプレゼントされたことも再開するきっかけになりました。
「何でもきいてください!というお言葉に甘えて、文字通りたくさんお聞きしてきましたが、最後に、このプロダクトを手に取ってくださっている方に向けてメッセージをお願いします!
まだ社会的に障害のある方を受け入れきれていない部分もあるとは思いますが、自身の障害を含めて自分という存在があり、その程度はさておき、少なからずそんな自分を好ましく思っている部分もあるのではないでしょうか。そのような個人個人の“好き"を活かせるような世の中になると良いなと思っています。 ですが、それは我儘を受け入れて欲しいということではなく、あくまで個人の能力を発揮する機会を増やして欲しいという意味です。 だからこそ、もちろん、障害のある方サイドにも、相応の努力が求められると感じています。お互い協力し会える関係になってこそ、本当の意味で「凸凹が活きる社会」になる。 私自身はそう思っています。 ここまでの長文を読んでいただきありがとうございました。 このインタビューでなにか新たな発見があれば幸いです!
中野さん、今までの想いやこれからのこと等、たくさんお話いただいてありがとうございました。これからもよろしくお願いします!