世界自閉症啓発デー4月2日からの発達障害啓発週間中に、新年度キックオフミーティングを開催
~ソーシャルインパクト(未来)と有事の際の事業継続(足元)について考える~
2024年4月3日、当社新年度キックオフミーティングを開催しました。
世界自閉症啓発週間内の開催とすることで、新年度方針などの社内向け情報に限定せず、発達障害に関して改めて社内啓発に努めました。
世界自閉症啓発デーとは
2007年の国連総会において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。
全国的に、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について広く啓発する活動を行っており、毎年、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間として設けられています。
キックオフミーティングのコンテンツ
1.ソーシャルインパクトを考える ~誰もが社会の一員として自然に受け入れられ、活躍できる社会へ。~
2.有事の際に支援継続するために ~支援者としての判断決断行動~
3.新卒新入社員紹介 ~凸凹が活きる組織へ~
4.懇親会 ~地域の障害福祉機関と共に~
ソーシャルインパクトを考える
誰もが社会の一員として自然に受け入れられ、活躍できる社会へ。
通所支援事業所数は、政令指定都市や中核市等で10か所以上の設置が9割超に対し、設置数0か所という町村が約4割。また、当業界大手でも4割-7割のエリアカバー率といわれているため、特に人口数・事業所数が少ないエリアにどう設置できるかが大きな社会課題であります。適切なタイミングで、適切な支援を受けられない、情報さえも入手できないことで、当事者ならびにそのご家族が負のスパイラルから抜け出しにくい現状も問題視されています。
「あらゆる違いによって区別されることなく、ゆたかな人生を送ることができる社会」 そのような持続可能な未来の実現に向けて、売上の規模や利益の最大化ではなく、「ソーシャルインパクト」の最大化を大切にしています。最大化とは社会インフラと同等の影響度を持てること。全国津々浦々1000拠点が必要となります。
その課題解決のために「スピード感」と「地域活性」の2つが必須であると考え、さまざまなビジネスモデルを検討した結果、その2つを満たすのが「フランチャイズ」という形でした。経済的側面だけが取り上げられがちなモデルですが、別の側面で捉えるとそれらの課題2つを満たせる「手段」であると私たちは考えました。障害福祉を通じた社会貢献の志を持った者同士が、契約関係を結ぶこと「ソーシャルフランチャイズ」という新しい概念を社会に対して提唱し続けています。
このような、メッセージを代表取締役社長(創業者は2024年1月に渡米し、現地で新しいタイプの障害福祉モデルに挑戦中)である松井から全社員に向けて投げかけました。
※ソーシャルインパクト:「社会的影響度」として定義。当社では、毎年当事者やご家族にアンケート等を取り、項目ごとにPDCAを継続させることで、当社ビジョンである「凸凹が活きる社会を創る。」の実現を目指す。
▲ソーシャルインパクトの一部
▲松井社長スピーチ
▲会場全体の様子
有事の際に支援継続するために
支援者としての判断決断行動
二つの目のコンテンツでは、首都直下型地震等直近で危惧されている震災時のシミュレーションを、グループワークで行いました。
有事の際には、一人でも多くの発達障害理解が求められると考えています。今回は、私たち支援員として利用者様はもとより自分自身の安全確保、そして発達障害者支援施設としてどうあるべきか、どう判断し行動すべきかを「災害クロスロード」を参考にし当社オリジナルのフレームワークに手を加え、正解のない究極の問いかけをグループワークで行いました。
▲ワークスライド抜粋
▲グループワーク
※災害クロスロード:大地震の被害軽減を目的に文部科学省が進める「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」の一環として開発された。
新卒新入社員紹介
凸凹が活きる組織へ
4月は新卒3名、中途8名が仲間に加わりました。]
「理念経営」を重んじている当社では、学歴やスキルではなく、「ビジョン共感型」の採用基準を持っています。「凸凹が活きる社会を創る。」ために、凸凹を活かせる「組織」創りを、構築していく仲間を探し続けています。また、今年の新卒の採用担当者は、一昨年新卒入社したメンバーが責任者として活動しました。経歴やポジションにこだわることなく、「やりたい!」と本気で思うメンバーが、いきいきと主体的に仕事ができる、社内のキャリア選択も豊富に揃えています。
懇親会
地域の障害福祉機関と共に
本会の終了後には、懇親会を行いました。私たちは、地域のみなさまと「共に」事業を行っています。メンバー同士の親睦で終わることなく、メンバーと交流が深い地域の継続支援事業A型B型であるパン工房(詳細は下記)から、手作りの美味しい出来立てパンを購入させていただきました。260個もの「想い」は、全てメンバーの手に届けました。また、工房の利用者様ならびに施設長の方からビデオメッセージが届けられ、改めて凸凹が活きる「地域」に貢献できているなと、全メンバーで喜びを分かち合いました。
<パン工房>
くるみの森様@神奈川県横浜市:https://le-pli.jp/facility/kuruminomori/
プクプク様@東京都杉並区:https://www.itarucenter.com/facility/pukupuku.html
ペジーブル様@千葉県柏市:https://paisible-wanahome.com/
▲購入させてもらった美味しい手作りパン260個!
私たちの事業活動が、この1年さらにソーシャルインパクトとして還元できるように、運営を行ってまいります。
会社概要
- 社 名:デコボコベース株式会社
- 本社所在地:東京都港区芝浦4-12-31 VORT芝浦Water Front 6階
- 代表者:代表取締役社長 松井 清貴
- 設 立:2014年7月
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事業内容:
- 児童発達支援「ハッピーテラスキッズ」
- 放課後等デイサービス「ハッピーテラス」
- 自立訓練(生活訓練)「ディーエンカレッジ」
- 就労移行支援「ディーキャリア」「ディーキャリアITエキスパート」「ディーキャリアワーク」 の運営。
児童発達支援・放課後等デイサービスの事業所検索サイト「凸凹ガイド」の運営と運用に伴う発達障害の特性に応じたプログラム提供。
(当社社長である松井が経営方針や戦略を発信しています。)
kouho@decoboco-base.com Tel:03-6809-6950 (広報担当:島田)