Message
代表取締役社長COO(最高執行責任者)松井清貴と、創業者である 代表取締役会長CEO(最高経営責任者)上岳史からの
メッセージです。
代表取締役社長COO(最高執行責任者) 松井 清貴からのごあいさつ
私たちが事業をスタートした2013年当時、「発達障害」という言葉は今ほど浸透していませんでした。今でこそ発達障害のある方を対象としたサービスが充実してきていますが、その頃は発達障害による困りごとを抱える方に対する支援が行き届いているとは言い難い状況にありました。「見えにくく、分かりにくい障害」と言われる発達障害のある方へのサポートは、障害福祉のプロである支援者ですら理解が難しいものだったからです。
発達障害の当事者やそのご家族は、学校や職場など周囲からの理解を得ることが難しく「生きづらさ」を感じたり、サポートが必要であるものの相談先が少なかったりと、大きな不安や悩みを抱え、涙を流されることもありました。当事者の方やそのご家族に適切な支援を提供したい、障害福祉業界の課題を解決していきたい、強い意志が芽生えた瞬間でした。
その後、私たちは地域に根差した企業様とのフランチャイズ展開を始め、時代やニーズに合わせて障害福祉という分野で多角的にサービスを展開し、凸凹による「生きづらさ」を抱える方々の社会的・経済的自立を包括的に支援してきました。
2022年からはソーシャルインパクトという、売上・利益ではない指標で事業の社会的影響力を計測する試みをスタートしています。
私たちは今後一層、社会にどのような価値を提供していけるのかを大切にしつつ、事業活動を通じて世の中に貢献することを目指してまいります。
代表取締役社長COO(最高執行責任者)
松井 清貴
代表取締役CEO 上岳史からのごあいさつ
私たちデコボコベースは、「凸凹が活きる社会を創る。」をビジョンに掲げ、社会問題の解決を目的とするソーシャルカンパニーとして活動しています。
私は、日本の画一的、均一的な教育に馴染めず、高校の時にアメリカに留学し、卒業しました。そこには、多民族国家であり、多様な人種、個性が集まり、個々の特性がポジティブに評価され、活かすことができる環境がありました。その時、強く感じた解放感を今も覚えています。
閉鎖的といわれる島国日本ですが、私が高校生だった当時と比較すると飛躍的にグローバル化が進んできました。
少子化に対応して、多様性を受け入れる会社も増えてきています。時代が変わり、これまでの均一的で、指示されたことをきちんとやってくれる人材を一律に大量採用していた、大量生産、大量消費の時代が終わり、工業化時代のマネジメントが劇的に変化してきていることは確かです。
しかし、日本は長い間、学歴社会で、学業以外の特性は置き去りにされてきました。
教育や福祉の分野においては、未だに画一的な考え方が根強く残り、一人一人の持つ凸凹(特性)をポジティブに受け入れる環境になるには、まだまだ改善の余地があると思っています。
人は、何かが劣っていれば、それをカバーするために必ず何かが伸びてきます。逆に、そのような特性のある人が平均的なことを求められると、将来自立するときに強みとなるような可能性、つまり他者との違いである長所の芽を、大きく育てることができなくなります。
私は、前職でIT革命による流通の進化、新たな環境や技術革新により、社会が変わっていくのを目の当たりにしてきました。
この日本における障害者(児)を取り巻く環境も同様に、今後は劇的に変わっていくと確信しています。
IT技術が進歩し、AI(人工知能)やロボット技術も向上し、今までの仕事の仕方、ライフスタイルを進化させる未来にこそ、凸凹の活きる、個々の特性がポジティブに受け入れられる、そんな働き方が求められる社会になります。
世の中には色々な人がいて、様々な考え方がある。そして、その多様性をそれぞれが認め合う、そんな共生社会の実現を想像しながら「凸凹が活きる社会を創る。」という私たちと想いを共にする仲間と、次世代へと続く道を一歩一歩、ゆっくりであっても、着実に明るい未来へ進んでいきたいと思います。
代表取締役会長CEO(最高経営責任者)
上 岳史